栃の木

本来、トチノキは白色の花を咲かせます。
紅花は西洋トチノキで、“マロニエ”の名前でご存知の方が多いかと。

5月26日・ベニバナトチノキ

花からは、トチ蜜が取れる程優秀な樹です。

“と”とは、数字の十を、“ち”とは千を当て、
実を沢山付けるという意味らしい。
十×千で、栃の字を当てるとか・・・・??
(本当??)

8月16日(花の写真とは、別の木ですが)

本体は10Mにもなる大木なのに、
実は、数える程しか付いていませんでした。

決して、名前の由来ほど結実が良いとは思えません。

実は、9月後半になると、このまんま落下します。

トチの実のでんぷんを使った“栃餅”

成分の割合を見ると、
栃の実は少量しか入っていないようでしたが、
注意して味わうと、ほのかに苦味が感じられ、
多分、これだろう・・と思ったのでした。
さて落下したトチの実。
外皮を剥くと、栗のような丸い実が出てきます。
すり潰して取れるでんぷんは、
太古より利用されているらしいですが、
とてもアクが強いので、
何度も水に晒して渋抜きをするそうです。

・・・かつて、
信州の白馬にある、ヒュッテ“星と嵐”、、、
そこのご主人が語ってくれたのを思い出しました。


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